事典・日本の観光資源 「二瀬ダム」の解説
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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…24年荒川放水路の通水後はこれが本流となり,本流の最下流にあたっていた隅田川は一分流にかわった。上流山地には61年完成の二瀬ダム(秩父湖)や85年完成の有間ダムなどの多目的ダムが造られて,洪水調節に成功した。そのほか,工事中のダムには,上流部に滝沢ダム,浦山ダム,合角ダムがある。…
…荒川の支流中津川の奥には平賀源内が発見したといわれる秩父鉱山があり,昭和初期から鉄鉱石を中心に亜鉛,鉛,銅などを採掘してきたが,現在は石灰岩とケイ砂のみである。荒川総合開発計画により1961年,多目的の二瀬ダムが建設され,秩父湖が出現した。67年には秩父湖畔から三峰山山頂にある三峰神社に至る有料道路が完成し,観光開発が進んだ。…
…荒川の源流真の沢は東流して川又で滝川を,二瀬で大洞川を,落合で中津川を合わせてしだいに大きくなり,深いV字谷を刻み,支流にある中津峡その他の美しい峡谷を形成した。荒川の豊富な水力資源を利用すべく進められた総合開発事業の基幹施設である多目的の二瀬ダムは1961年完成し,秩父湖も出現して新しい名所となった。国道140号線も舗装され,67年には県営三峰観光道路もつくられ,火難・盗難よけの神様として庶民に広く信仰された三峰神社への新しい観光ルートが開かれた。…
※「二瀬ダム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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