最新 地学事典 「井戸損失」の解説
いどそんしつ
井戸損失
well loss
井戸における揚水時の水位降下量は,一般に井戸外側よりも井戸内側のほうが多くなる場合が多い。この水位降下量の差にあたる水頭差を井戸損失という。井戸損失はスクリーンの抵抗や井戸付近で起こる乱流によるものとされている。これに対して井戸外側の帯水層中の水位降下量に当たる水頭損失を帯水層損失(aquifer loss)という。揚水井の水位降下は次式のように帯水層損失と井戸損失からなる。
Sw=BwQd+CwQdN
ここで,Sw:全損失;BwQd:帯水層損失;Bw:帯水層損失係数;Qd:揚水量;CwQdN:井戸損失;Cw:井戸損失係数。N=2とすることが多い。
執筆者:柴崎 達雄・野口 一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

