野口(読み)のぐち

精選版 日本国語大辞典 「野口」の意味・読み・例文・類語

の‐ぐち【野口】

[1] 〘名〙 田畑などの端。
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)下「孫右衛門は老足の休み休み門を過ぎ、野口(ノグチ)の溝の水氷滑るを止まる高足駄
[2] 謡曲。二番目物。廃曲。作者不詳。西国行脚の衣川の僧が、播磨国野口(兵庫県加古川市野口町)の教信寺に参詣し、夢の中で、衣川高館で自害を決心した義経鞍馬山の大天狗の法力によって戦死をまぬがれてこの地にのがれ、この寺の開基教信上人となった話を聞く。「野口判官」とも。

のぐち【野口】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「野口」の意味・読み・例文・類語

のぐち【野口】

姓氏の一。
[補説]「野口」姓の人物
野口勇のぐちいさむ
野口雨情のぐちうじょう
野口兼資のぐちかねすけ
野口遵のぐちしたがう
野口二郎のぐちじろう
野口英世のぐちひでよ
野口冨士男のぐちふじお
野口弥太郎のぐちやたろう
野口米次郎のぐちよねじろう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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