低フィブリノーゲン血症(読み)ていフィブリノーゲンけっしょう(その他表記)hypofibrinogenemia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「低フィブリノーゲン血症」の意味・わかりやすい解説

低フィブリノーゲン血症
ていフィブリノーゲンけっしょう
hypofibrinogenemia

フィブリノーゲン減少症ともいう。血清中のフィブリノーゲンの正常値は 200~600mg/dlであるが,これが 150以下を低フィブリノーゲン血症,10以下を無フィブリノーゲン血症という。先天性後天性とがある。フィブリノーゲンは血液凝固に欠かせない因子であるから,これが減少すると臨床的に出血症状を示す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む