翻訳|fibrinogen
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血液凝固反応において中心的役割を果たす糖タンパク質で,血液凝固の第1因子である.脊椎動物の血漿中に0.2~0.6% 含まれ,塩あるいはアルコールにより容易に沈殿する.ヒトのフィブリノーゲンは分子量3.4×105,6本のポリペプチド(α,β,γ鎖各2本ずつ)で構成される.糖成分としてヘキソース,グルコサミン,およびシアル酸を含む.血管の破たんにより生成される酵素トロンビンがフィブリノーゲンに作用し,4本のフィブリノペプチドとフィブリンモノマーを生成し,フィブリンモノマーはさらに重合してフィブリン塊を形成して止血する.[CAS 9001-32-5][別用語参照]フィブリン
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…これらは全身の各組織に運搬されるが,他の物質と結合してその物質の運搬にあずかるものもある。血漿中には血液の凝固に関与するフィブリノーゲン(繊維素原)凝固因子も含まれ,血小板と共働して血液凝固にあずかる。 血液凝固が完了したのち,凝固塊(これを血餅という)を取り除くと黄色透明な液体が残る。…
※「フィブリノーゲン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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