元宝(読み)げんぽう

精選版 日本国語大辞典 「元宝」の意味・読み・例文・類語

げん‐ぽう【元宝】

  1. 〘 名詞 〙 馬蹄銀のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の元宝の言及

【財神】より

…財神は特に商家で尊崇され,なかでも関帝は,霊験あらたかな神として祭祀される(関帝廟)。北中国の商家では,諸神とは別に正月2日に財神をむかえ,人々は先を競って財神廟に参詣し,発財招福を祈願すると,〈元宝〉とよばれる馬蹄銀型の紙銭を借りて帰り,翌年これを倍にして返すという風習もあった。妓院では,春秋時代の斉の桓公もしくは管仲を娼業の祖としてまつり,また天津を中心とする北方では,〈胡仙〉とよばれる狐神や〈五大家〉と称される狐,鼬(いたち),針鼠,蛇,鼠の動物神が,巫女や商家のあいだで招財の神として信仰されたことも知られる。…

※「元宝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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