精選版 日本国語大辞典 「内者」の意味・読み・例文・類語
ない‐しゃ【内者】
- 〘 名詞 〙 内々の者。その家の妻、または妾。〔塵芥(1510‐50頃)〕
…また室町時代には幕府以外でも,守護や有力国人(こくじん)を中心に主従制が展開し,家人が多く形成されたが,ここでも二重の構成がみられる。その際の直属の家人は内者(ないしや)と呼ばれ,室町中期以後成長してゆく守護大名,戦国大名の家臣団の中枢を構成するようになる。これらは主として武芸をもって奉仕する家人であるが,そのほかに朝廷の蔵人所年預(ねんよ)(預(あずかり))の家人となった灯炉供御人(くごにん)や鎌倉幕府に芸能によって仕えた御家人もいる。…
※「内者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」