北蝦夷新志(読み)きたえぞしんし

日本歴史地名大系 「北蝦夷新志」の解説

北蝦夷新志
きたえぞしんし

一冊 岡本文平(監輔)著 慶応三年刊

木版本 北門社蔵版

解説 慶応元年箱館奉行所の北蝦夷地(カラフト)詰在住であった筆者が、同足軽の西村伝九郎とともに前人未踏の北カラフト沿岸を周回しつつ調査したときの記録。北カラフト各地の地理状況やオロッコ(ウイルタ)、ニクブン(ニヴフ)、ロシア人の村落戸数などを丹念に記録し、カラフト開拓の急務を説いている。地図およびニクブン語彙を付す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 ウイルタ

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android