…権威ある辞書として広く行われ,後出の辞書に大きな影響を与えた。《類聚名義抄(るいじゆうみようぎしよう)》(《名義抄》と略称される)は,漢字の部首引き辞書で,法相宗の僧の著とみられ,1081年(永保1)以後の成立である。この辞書は先行の諸書から材料を多くとり入れており,当時の和訓の集大成の観を呈していて,古語研究資料として重視されている。…
…和訓は,原撰本では出典別に万葉仮名と片仮名で示されているが,改編本ではだいたい片仮名に統一されている。《名義抄》と略称されることもある。【前田 富祺】。…
※「名義抄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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