商人買物独案内
あきんどかいものひとりあんない
芳山堂主人編著
成立 文政三年
版本 大阪市立博物館
解説 題箋は浪華買物独案内。大坂の商工業種を「いろは」順に配列して各項につき業者名・住所・商標・商品名・宣伝文などを載せる。掲載料を徴収したとみえ、一件の記載量に差があり、また必ずしも主要業者を網羅していない。三郷町尽しを付す。文政三年版のほか七年版、天保三年増補版があり、二冊本・合綴本がある。
活字本 大阪経済史料集成巻一一(天保三年版)
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の商人買物独案内の言及
【買物独案内】より
…単なる商人仲間名鑑とは異なり,薬品などの広告文や飲食店なども含み,店名広告の情報的価値を認識して作られている。1820年(文政3)刊《商人買物独案内》(大坂),24年刊《江戸買物独案内》などが代表例。形態は横本が多い。…
※「商人買物独案内」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 