四つ手駕籠(読み)ヨツデカゴ

デジタル大辞泉 「四つ手駕籠」の意味・読み・例文・類語

よつで‐かご【四つ手×籠】

4本の竹を四隅の柱とし、割り竹で簡単に編んで垂れをつけた駕籠江戸時代、庶民用の簡素なもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の四つ手駕籠の言及

【駕籠】より

…駕籠のなかでも町方の富豪などの乗る法仙寺駕籠は四方が板張りで春慶塗に仕立て,左右と前方にすだれ窓を設けていた。そのほか,4本の柱を竹で組み,竹で編んだ台をしつらえた四つ手駕籠は,江戸における町駕籠の代表的なもので,俗に町駕籠,辻駕籠,宿(やど)駕籠などと呼ばれた(図)。 乗輿(じようよ)についても制度があり,1595年(文禄4)豊臣氏は乗物使用は徳川家康ら5人と高齢の公卿,五山の長老などと定め,1615年(元和1)武家諸法度の中で〈雑人恣に乗物を用ふ可らず〉と定めて,家柄により免許を必要とした。…

※「四つ手駕籠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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