四隅(読み)ヨスミ

デジタル大辞泉 「四隅」の意味・読み・例文・類語

よ‐すみ【四隅/四角】

四角い形の四方のすみ。四方のかど

し‐ぐう【四隅】

よすみ。また、四方。

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精選版 日本国語大辞典 「四隅」の意味・読み・例文・類語

し‐ぐう【四隅】

  1. 〘 名詞 〙 よすみ。四方。
    1. [初出の実例]「誠に是れ四隅(しグウ)四行薩埵(さった)」(出典源平盛衰記(14C前)二四)
    2. 「試に眼を挙て我地球上の四隅を見よ」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉三)
    3. [その他の文献]〔李白‐大猟賦〕

よ‐すみ【四隅】

  1. 〘 名詞 〙 四方のすみ。四方のかど。しぐう。また、周囲
    1. [初出の実例]「橛 真言担上四隅(ヨスミ)小柱」(出典:黒本本節用集(室町))

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占い用語集 「四隅」の解説

四隅

北東南東南西北西方位総称十二支では、丑寅が北東、辰巳が南東、未申が南西、戌亥が北西をあらわし、変化を意味する土行が全てに含まれる。後天八卦では、艮が北東、巽が南東、坤が南西、乾が北西をあらわす。

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普及版 字通 「四隅」の読み・字形・画数・意味

【四隅】しぐう

四すみ。

字通「四」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の四隅の言及

【方位】より

…西北風をアナジとかタマカゼと称し,悪霊とともに善神も来る両義的な方位とし,屋敷では稲荷をまつる。以上の3方位に辰巳(たつみ)(東南)を加えて四角(しかく),四隅(しぐう),あるいは四維(しい)と呼び,それぞれ艮(うしとら),坤(ひつじさる),乾(いぬい),巽(たつみ)の字をあてる。 また,神聖な方位には,恵方(えほう)(明きの方)があり,新しい年神,歳徳神を迎える方位で,年神棚,門松,若水汲み,鍬始めはその方位を意識している。…

※「四隅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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