在り侘ぶ(読み)アリワブ

デジタル大辞泉 「在り侘ぶ」の意味・読み・例文・類語

あり‐わ・ぶ【在り×侘ぶ】

[動バ上二]生きているのがつらくなる。住みにくく思う。
「京に―・びて、あづまに行きけるに」〈伊勢・七〉

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関連語 実例 とこ 初出

精選版 日本国語大辞典 「在り侘ぶ」の意味・読み・例文・類語

あり‐わ・ぶ【在侘】

  1. 〘 自動詞 バ上二段活用 〙
  2. 住みづらくなる。
    1. [初出の実例]「昔、をとこありけり。京にありわびて、東(あづま)に行きけるに」(出典伊勢物語(10C前)七)
  3. 長らえかねる。生きているのがつらくなる。
    1. [初出の実例]「あれば厭(いと)ふなければしのぶ世の中にわが身ひとつはありわびぬやは」(出典:為相本曾丹集(11C初か))

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