地割り(読み)じわり

改訂新版 世界大百科事典 「地割り」の意味・わかりやすい解説

地割り (じわり)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の地割りの言及

【条里制】より

…古代日本に行われた耕地の地割の制。6町=60歩×6=約650m間隔に土地を縦横の道路や畦畔(けいはん)で方格に区画し,横(東西)の列を条(または図),縦(南北)の列を里とし,それぞれ起点から順次数字を冠して何条・何里と呼ぶ。またこのようにしてできた6町平方の区画(これをまた固有名詞を付して何々里という)の各辺を1町ごとに6等分し,1里内を方1町の地積をもつ36の坪に分かち,それらを(1)千鳥式(連続式),または(2)並行式の数え方に従って,1坪から36坪まで呼称する(図1)。…

【土地割り】より

…土地の所有,利用の必要から行われる土地の区画。地割りともいう。宅地割り(屋敷割り),耕地割り,道路割りなどを含む。…

【割地・地割】より

…地割という場合には,一般には単に土地を計画的,人工的に区分し割りつけるという意味に用いられる。日本では古代班田制の時代における条里制の施行によるものや,平城京,平安京内の条坊制によるものがあり,明治以後は土地の一区画ごとに地字,地番を付けている。 他方,ここにいう割地・地割とは,江戸時代の土地制度としての土地の定期割替制(一定期間ごとに土地を農民に割り当てなおす慣行)のことである。加賀,能登,越前,越中,越後,信濃,尾張,伊勢,丹後,常陸,岩代,土佐,伊予,豊後,筑前,肥前,日向,薩摩,壱岐,対馬,琉球などの各地で行われた。…

※「地割り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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