城間清豊(読み)ぐすくま・せいほう

朝日日本歴史人物事典 「城間清豊」の解説

城間清豊

没年:尚賢4.10.18(1644.11.16)
生年:尚寧26.10.18(1614.11.19)
首里王府時代の絵師。唐名は欽可聖,雅号は自了と称した。先天的な聾唖者として生を受け,独学で画技を習得したといわれる。「白択の図」に代表されるように,想像上の獣とか寿老人,仙人など画題を中国に求めている作品が多く,中国絵画の影響を否定することはできない。しかし,自了以後の王府絵師のほとんどが,中国福州の花鳥図や山水図模倣というパターン化された画題に傾斜していったことを考えると,むしろ新鮮である。琉球国王を任じるために来琉した冊封正使が,中国の高名な絵師・顧虎頭をひきあいに称賛したエピソードもうなずける。<参考文献>陳元輔『中山自了伝』

(上江洲敏夫)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「城間清豊」の解説

城間清豊 ぐすくま-せいほう

自了(じりょう)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「城間清豊」の解説

城間清豊 (ぐすくませいほう)

生年月日:1614年10月18日
江戸時代前期の琉球の絵師
1644年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の城間清豊の言及

【沖縄[県]】より

…面積=2266.04km2(全国44位)人口(1995)=127万3440人(全国32位)人口密度(1995)=562人/km2(全国10位)市町村(1997.4)=10市16町27村県庁所在地=那覇市(人口=30万1890人)県花=デイゴ 県木=リュウキュウマツ 県鳥=ノグチゲラ日本の最南西に位置し,沖縄島(本島)ほか160の島々からなる島嶼(とうしよ)県で,そのうち40島が有人島,他は無人島である。…

※「城間清豊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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