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大きん たいきん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


たいきん / テーグム

朝鮮の伝統的楽器で、竹製の横笛。『三国史記』に中、小とともに記載された新羅三竹(しらぎさんちく)の一つで、三国時代(4~7世紀中期)からすでに存在していた。長さ約80センチメートル、径約3センチメートル、吹口(ふきぐち)と6個の指孔のほか、管端に七星孔という音律調律用の穴が数個ある。また、指孔と吹口の間に清孔とよばれる穴があり、ここに竹紙(タケやアシの内皮膜)を貼(は)る。二オクターブ半の音域をもち、低音域の音色は柔らかく荘重、高音域は竹紙の微妙な振動により、澄んだ多様な音色を出す。正楽(せいがく)(広義の雅楽)大と、制度は同じで筒音(つつね)が長二度高い民俗楽用の散調(さんじょう)の2種があり、器楽合奏、歌曲や舞踊の伴奏、また独奏楽器としても広く用いられている。[志村哲男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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