デジタル大辞泉 「大プリニウス」の意味・読み・例文・類語
だい‐プリニウス【大プリニウス】
…古代ローマの博物誌家。イタリアのコモに生まれ,かなり若くしてローマに出て,文学,法律,雄弁術を学び,軍人としての訓練も身につけた。ネロ帝(在位54‐68)の治世初期まで,およそ23歳から10年あまり騎兵大隊に所属し,ドイツに駐留した。帰国後は10年間おもに文人として活躍したが,次の皇帝ウェスパシアヌスの信任があつかった彼は,スペインやアフリカ北部に財務官として赴任し,博物誌的な見聞も広めた。晩年はナポリ湾ミセヌム基地の海軍提督になったが,おりから79年のウェスウィウス(ベスビオ)火山の大噴火に際し,人命救助と知的な探索意欲から現場に急行したが,ポンペイの近くで噴煙に巻かれ最期を遂げた。…
※「大プリニウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...