天押帯日子命(読み)あめおしたらしひこのみこと

世界大百科事典(旧版)内の天押帯日子命の言及

【柿本人麻呂】より

…質量ともに《万葉集》最大の歌人で,さらにその雄渾にして修辞を尽くした作風は日本詩歌史に独歩する存在とみなされる。
[家系と閲歴]
 柿本氏は《古事記》によれば第5代孝昭天皇の皇子の天押帯日子(あめおしたらしひこ)命を祖として,春日,大宅(おおやけ),粟田,小野などの氏と同族関係にあり,《新撰姓氏録》には敏達天皇代に家門に柿の木のあったことから柿本の名がおこったと記されている。姓(かばね)はもと〈臣(おみ)〉で,684年(天武13)の改姓において〈朝臣(あそん)〉となった。…

※「天押帯日子命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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