…錬金術師たちはこの図形を第一質料から究極的目標に向かう動きの象徴として用いた。ウロボロスには明暗二色に塗り分けられているものもあり,これは中国の周敦頤の考えた陰陽の二極が無限の動きを作りだす太極図に近いもので,それぞれの瞬間における対立するものの統合と調和を意味している。太極は目に見えない宇宙の根源的実在だが,そこから陰陽の二気が生じ,さらにその二気が動くことから,水火木金土の五行が成立し,太極の動きと二気,そして五行の働きによって,男女が生まれ万物が生成するという原理を説明するために考えられた図形である。…
…地理学と易学とに詳しく,前者では,徐乾学(1631‐94)を総裁とする《大清一統志》の編纂に参加し,さらに彼自身も最古の地理書である《尚書》禹貢篇を研究し,漢代以来の水流の変遷を明らかにした《禹貢錐指(すいし)》20巻を著した。後者では,《易図明弁》10巻で,朱子学者が尊んだ〈河図洛書〉〈太極図〉は後世の道士の手に成るもので信用できないことを説き,以後これが定説となった。【坂出 祥伸】。…
…後周の世宗に召され,また宋の太宗のときには2度上京して寵遇され,希夷先生の号を賜った。《易》を好んで《正易心法》などの著作があり,とくに宋学の根幹をなす〈太極図〉(太極)は彼の作ともいわれる。【竺沙 雅章】。…
※「太極図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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