富寿神宝(読み)ふじゅしんぽう

改訂新版 世界大百科事典 「富寿神宝」の意味・わかりやすい解説

富寿神宝 (ふじゅしんぽう)

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旺文社日本史事典 三訂版 「富寿神宝」の解説

富寿神宝
ふうじゅしんぽう

皇朝十二銭の一つ

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世界大百科事典(旧版)内の富寿神宝の言及

【皇朝十二銭】より

…現物について見ると,8世紀の4銭(とくに万年通宝)は高品位で大型だが,9世紀以降の銭は小型で低品位のものが多く,はなはだしい場合には鉛銭に近いものさえ鋳造された。一方,確実な出土例によると,和同開珎銅銭の出土個所数が多く,万年通宝~富寿神宝の4銭がこれに次いでいる。各銭ともその出土地は畿内近国に多い。…

【鋳銭使】より

…同年8月には国内の不要の駅家の駅馬は各1疋ずつとし,残り44疋は鋳銭料鉛の運搬にあてることとされている。その3ヵ月後の11月に〈富寿神宝〉の発行が命ぜられているので,〈鋳銭使〉は同銭の鋳造を目的として設置されたと考えられる。唐では8世紀に〈鋳銭使〉が何回か派遣された例があり,その名称を受け継いだのであろう。…

※「富寿神宝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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