寝聰(読み)いざとい

精選版 日本国語大辞典 「寝聰」の意味・読み・例文・類語

い‐ざと・い【寝聰】

〘形口〙 いざと・し 〘形ク〙 (「い」は「眠り」の意) 目をさますのが早い。めざめやすい。めざとい。よざとい。⇔いぎたない
※宇津保(970‐999頃)国譲中「かの御かたに、いざとくひとさぶらへ。きくやうあり」
※枕(10C終)一二四「色このむ男の心の内。いざとき夜居の僧」
いざと‐げ
〘形動〙
いざと‐さ
〘名〙

い‐ざと【寝聰】

〘形動〙 目をさますのが早いさま。
※宇津保(970‐999頃)あて宮「あて宮起きゐ給へり。あな、いざとや、などの給ふ程に」

ね‐ざと・い【寝聰】

〘形口〙 ねざと・し 〘形ク〙 眠りからさめるのがはやい。さめやすい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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