小安(読み)ショウアン

デジタル大辞泉 「小安」の意味・読み・例文・類語

しょう‐あん〔セウ‐〕【小安/少安】

少し安らかなこと。しばらく安心であること。「―を得る」
小成に満足して大志のないこと。「―に安んずる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小安」の意味・読み・例文・類語

こ‐やす・い【小安】

〘形口〙 (「こ」は接頭語)
① 少し安い。ちょっと安い。
② 手軽にできる。たやすい。
※歌舞伎・色一座梅椿(1812)四幕「コレ銭貰(ぜにもら)ひをするよりは、小(コ)やすくも囲ひ者か、マア、向うに当てを拵らへるがよい」
相場取引で、相場が少し安い。⇔小高い
朝野新聞‐明治二五年(1892)七月二〇日「土用入無恙(つつがなし)と見てか一二の屈指手口より売始め小安(コヤス)く始まりしが」

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