小宝島(読み)こだからじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小宝島」の意味・わかりやすい解説

小宝島
こだからじま

鹿児島県南部,吐噶喇列島の南部にある島。十島村に属する。南西約 16kmにある宝島同様,火山岩隆起サンゴ礁が取り巻く島で,周囲 4.74kmの沿岸部には裾礁が広がっている。最高点は竹の山の 102.7m。「立神(たちがみ)」と呼ばれる,風化による奇岩が点在し,赤立神,うね神が特に有名。ソテツアダン阿檀タコノキの一種),ビロウが群生し,トカラハブ(→ハブ)が生息する。野菜栽培,肉牛飼育,製塩などが行なわれる。北東沖合いに無人島の小島がある。鹿児島─名瀬奄美大島)間の定期船が寄港する。面積 0.98km2。人口 69(2020)。

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デジタル大辞泉プラス 「小宝島」の解説

小宝島

鹿児島県鹿児島郡十島村、南西諸島トカラ列島に属する島。薩摩半島から南西約250キロメートル、宝島の北東約13キロメートルに位置する。面積約1平方キロメートル。サンゴが隆起してできた島で、島のあちこちで風化したサンゴの奇岩が観察できる。

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世界大百科事典(旧版)内の小宝島の言及

【宝島】より

…鹿児島港から定期船で22時間。北東約12kmの洋上に小宝島(面積1.2km2。人口34)が浮かぶ。…

※「小宝島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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