小松屋百亀(読み)こまつや・ひゃっき

朝日日本歴史人物事典 「小松屋百亀」の解説

小松屋百亀

没年:寛政5.12.9(1794.1.10)
生年:享保5(1720)
江戸後期の浮世絵師。通称三右衛門,別号に不知足山人,和気春風などがある。小松軒とも。江戸飯田町で薬種商を営んだと伝える。鈴木春信と同じく絵暦の版下絵をもっぱら描き,自らその工案者ともなる。艶本春画なども作画したが,このほか噺本を執筆したことも知られる。

(内藤正人)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

関連語 小松百亀

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む