…現在,漢代の竹簡,木簡が中国本土はもとより新疆ウイグル自治区などの辺境で多数発見されているが,漢代になると白絹を書写の材料とすることが盛行した。白絹に文字や絵を書いたものを〈帛書〉〈帛画〉と呼んでいる。竹簡,木簡類は1片に狭いものでは1行,広いものでも数行しか書けず,1冊の書物を写すことになると多数の簡を皮紐でしばったが,重くて携帯に不便であり,披閲も容易でなかった。…
…また赤や黒で華麗な文様を描いた漆器や彩色をした陶器なども大量に使用されているし,琴などの楽器にも赤と黒の漆で歌唱する精霊が描かれた。当時の絵画としては戦国末の帛画(はくが)があり,天界に旅立つ死者の霊(人間の形をした)を描いたものなど数点残るにすぎないが,宮殿には壁画などもあったと推定されている。宮殿建築の柱や桁などには青銅製の飾り金具が使用され,瓦葺きで,床には塼(せん)を敷いた3層・4層の高楼(台榭建築という)なども盛んに造られ,その周囲には池をともなった庭園も造られ,現実の享楽が追求されたのである。…
※「帛画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加