平衡移動の法則(読み)へいこういどうのほうそく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「平衡移動の法則」の意味・わかりやすい解説

平衡移動の法則
へいこういどうのほうそく

ル・シャトリエの原理

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の平衡移動の法則の言及

【化学平衡】より

…反応により体積が減少する反応は高圧ほど,逆に体積が増加する反応は低圧ほど進み,また化学平衡に達した系の圧力を変化させると,その影響を打ち消す方向に反応が進み新しい平衡に達する。これらの関係は平衡移動の法則と呼ばれ,平衡状態の安定性を示す〈ル・シャトリエの法則〉の一つの例である。気‐液,気‐固などの異なる相間での不均一化学反応に対しても平衡の法則はそのまま成り立ち,たとえば密閉容器内での炭酸カルシウムの分解反応 CaCO3(s)⇄CaO(s)+CO2(g)で,CaCO3,CaOはそれぞれ純粋な固相(sで表す)をつくるので,この系の平衡定数は気相(gで表す)CO2の平衡分圧に等しくなる。…

※「平衡移動の法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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