庖丁

デジタル大辞泉プラス 「庖丁」の解説

庖丁

古典落語演目ひとつ。上方種。「出刃庖丁」「庖丁間男」とも。明治中期までは「えびっちゃま」と題された。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の庖丁の言及

【鉈】より

…鉈は草,篠などを伐り払う,薙断(なぎたち)の略といわれる。また,割る,削るということから,庖丁という地方もある。木工具であるとともに山樵具(杣(そま)具),農具でもあり,その形状,用途の種類は多い。…

【山刀】より

…おもに焼畑などの山林伐採や狩猟の際の獲物の皮はぎなどに用いる刀。これを動物との格闘刺突に使用するのは危急の場合に限られる。一般に小型で片刃のものが多く,野鍛冶(のかじ)に打たせたもの,または昔の脇指を切り縮めたものなどがある。地方により名を異にし,九州山地ではヤマカラシ,四国西部でサッカン,中国山地でホウチョウ,青森県津軽地方でコバヤリ,秋田県阿仁でマキリ(これはアイヌ語と同じ)など各地ごとにちがっている。…

【料理人】より

…膳夫の語は,唐代の《膳夫経》や北宋から南宋にかけての料理書《膳夫録》などの書名になごりを残す。日本では庖丁は料理用の刃物のことであるが,もともと庖丁(ほうてい)とは丁という名の料理人のことである。庖丁の逸話は《荘子》養生主篇で名高い。…

【天理】より

…天理という言葉それ自体は,すでに《荘子》養生主篇に〈天理に依(よ)りて大いなる郤(すきま)を批(う)つ〉とみえている。この言葉は庖丁(ほうてい)という名料理人が牛の解体法をきかれたときに発したもので,ここでいう天理は牛の体のなかにある天然のすじめという具体的なものを指している。《荘子》外・雑篇になると,自然の理法といった,より抽象的な意味の天理がしばしばあらわれる。…

【料理人】より

…膳夫の語は,唐代の《膳夫経》や北宋から南宋にかけての料理書《膳夫録》などの書名になごりを残す。日本では庖丁は料理用の刃物のことであるが,もともと庖丁(ほうてい)とは丁という名の料理人のことである。庖丁の逸話は《荘子》養生主篇で名高い。…

※「庖丁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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