徒事・只事(読み)ただごと

精選版 日本国語大辞典 「徒事・只事」の意味・読み・例文・類語

ただ‐ごと【徒事・只事】

〘名〙 (古くは「ただこと」) ふつうのこと。世のつねのこと。あたりまえのこと。多く、下に否定の語を伴って、異常であることを強調していう場合に用いる。
※竹取(9C末‐10C初)「此ころとなりては、ただ事にも侍らざめり」
日葡辞書(1603‐04)「Tadacotodeua(タダコトデワ) ナイ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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