精選版 日本国語大辞典 「徽墨」の意味・読み・例文・類語
き‐ぼく【徽墨】
- 〘 名詞 〙 中国安徽省徽州府産の墨。名墨として知られる。
…日本では誤り伝えて〈きゅうけん〉,歙州硯(きゆうじゆうけん)と呼ぶことが多い。また,南唐のころ,この地の墨匠李廷珪らが名墨をつくり,国宝として珍重されたが,徽墨の名声は現在まで,国の内外に喧伝されている。この地はまた,明・清時代の商業界に君臨した新安商人の故郷であるが,歙,休寧の両県からとくに大商人を輩出した。…
…奚超は南唐の後主李煜(りいく)の愛顧を得て,李姓を賜り,墨務官に任命された。李廷珪はよく父の業を受け継いでさらに発展させ,徽墨の名で呼ばれる安徽墨業の基礎を築いた。李氏のほかには,耿(こう)氏,盛氏などが墨匠として名高い。…
※「徽墨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新