精選版 日本国語大辞典 「恵比須舁」の意味・読み・例文・類語
えびす‐かき【恵ヱ比須舁・戎舁】
〘名〙 近世、新年に各戸を回った傀儡師(くぐつし)の一種。兵庫県西宮市の恵比須神社付近を根拠地とし、首に掛けた箱の中でえびす神の人形を舞わせ、豊漁を祝い、えびす神の御影(みえい)を配って近畿一帯を回った。のちには、えびす神以外の人形も遣い、人形浄瑠璃の発達に大きな影響を与えたという。えびすまわし。《季・新年》
※御湯殿上日記‐天正一一年(1583)正月一〇日「ゑひすかきまいりて、御くるまよせにてまいまいらする」
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