拝所(読み)ウガンジュ

デジタル大辞泉 「拝所」の意味・読み・例文・類語

うがん‐じゅ【所】

沖縄地方で、神を拝む場所。神がたどり着いたとされる岬などもさす。うがん。

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精選版 日本国語大辞典 「拝所」の意味・読み・例文・類語

うがん‐じゅ【拝所】

  1. 〘 名詞 〙 沖縄地方で、神を拝む場所。神がたどり着いたとされる岬などもさす。

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世界大百科事典(旧版)内の拝所の言及

【沖縄[県]】より

…国王および〈聞得大君〉と深い関係をもつ久高(くたか)島は開闢(かいびやく)伝説でも名高く,知念(ちねん),玉城(たまぐすく)とともにカミグニとされた。知念村久手堅にある斎場御嶽(さいふあうたき)は開闢降臨の地とされ,久高島への遥拝所でもあり,聞得大君の〈御新下(おあらおり)〉という就任儀礼では参籠が行われた。聞得大君はトヨムセダカコともよばれる。…

【御嶽】より

…沖縄の人々のあいだで信仰されている聖なる森。本土の鎮守の森に似た聖地で,沖縄本島では,御嶽のなかに拝所(うがんじゆ)が設けられ,ここで祈願がおこなわれている。八重山の島々では,沖縄本島の御嶽にあたる聖地がウガンとかワン,オンとよばれている。…

※「拝所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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