搗屋・舂屋(読み)つきや

精選版 日本国語大辞典 「搗屋・舂屋」の意味・読み・例文・類語

つき‐や【搗屋・舂屋】

〘名〙
穀物を精製する小屋
随筆・折たく柴の記(1716頃)中「当時は六百坪余あり。こののち御舂屋を移されし」
② 米つきを業とする家。また、その人。江戸時代では呼ばれて各所に出むき、一定の賃銀で米をついたもの。
※雑俳・柳多留‐九(1774)「あを向てつき屋さんまをふつり喰」

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