春鳥の(読み)ハルトリノ

デジタル大辞泉 「春鳥の」の意味・読み・例文・類語

はるとり‐の【春鳥の】

[枕]春の鳥のようにの意から、「のみ泣く」「さまよふ」にかかる。
「―音のみ泣きつつあぢさはふ夜昼知らず」〈・一八〇四〉

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精選版 日本国語大辞典 「春鳥の」の意味・読み・例文・類語

はるとり‐の【春鳥の】

  1. 春の鳥のようにの意で、「さまよふ」「音(ね)を泣く」にかかる。
    1. [初出の実例]「春鳥之(はるとりの) さまよひぬれば 嘆きも いまだ過ぎぬに」(出典万葉集(8C後)二・一九九)

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