春鳥の(読み)ハルトリノ

デジタル大辞泉 「春鳥の」の意味・読み・例文・類語

はるとり‐の【春鳥の】

[枕]春の鳥のようにの意から、「のみ泣く」「さまよふ」にかかる。
「―音のみ泣きつつあぢさはふ夜昼知らず」〈・一八〇四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 春鳥 初出

精選版 日本国語大辞典 「春鳥の」の意味・読み・例文・類語

はるとり‐の【春鳥の】

  1. 春の鳥のようにの意で、「さまよふ」「音(ね)を泣く」にかかる。
    1. [初出の実例]「春鳥之(はるとりの) さまよひぬれば 嘆きも いまだ過ぎぬに」(出典万葉集(8C後)二・一九九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む