暗黒の木曜日(読み)アンコクノモクヨウビ

とっさの日本語便利帳 「暗黒の木曜日」の解説

暗黒の木曜日

ニューヨーク株式市場で株価が大暴落した一九二九年一〇月二四日の木曜日。この株式暴落がたちまちアメリカ経済全体に広がり、史上最大規模の世界恐慌(大恐慌)の引き金になったことから後にこう呼ばれた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「暗黒の木曜日」の意味・わかりやすい解説

暗黒の木曜日
あんこくのもくようび

大不況」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の暗黒の木曜日の言及

【ウォール街】より

…1840年代には,金融・資本市場として本格的な活動が始まった。第1次大戦のブームによってその名は世界的になり,1929年10月24日の〈暗黒の木曜日〉に始まる大恐慌を経験して,第2次大戦後は,19世紀のイギリスのロンバード街に代わって,世界最大で影響力の最も大きい金融市場となった。ニューヨーク株式取引所ニューヨーク金融市場【戸田 周作】。…

【ニューヨーク株式取引所】より

…起源はコーヒーハウスで取引の始まった1791年にさかのぼることができ,1817年に証券ブローカーを会員として現取引所の原型ができ上がった。20世紀にはいり,アメリカ経済が発展するにつれ証券市場も拡大したが,投機の行過ぎなどから1929年には歴史的大暴落を演ずることになった(暗黒の木曜日。〈大恐慌〉の項参照)。…

※「暗黒の木曜日」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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