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大不況 だいふきょう Great Depression

翻訳|Great Depression

4件 の用語解説(大不況の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大不況
だいふきょう
Great Depression

1929年のニューヨーク株式市場の大暴落をきっかけに発生した世界的な恐慌。株価の大暴落が始まった 10月24日が木曜日だったため「暗黒の木曜日」ともいわれ,またこの影響が全世界に及んだので世界恐慌ともいわれる。

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百科事典マイペディアの解説

大不況【だいふきょう】

1870年代から1890年代にかけて欧米諸国を襲った経済不況。アメリカ合衆国ドイツに始まった不況は英国において最も深刻な形をとり,1879年には全面的な過剰生産恐慌に突入し,途中若干の回復期があったものの,1890年ふたたび深刻な不況となり,1896年に至るまで,長期にわたる不況から脱却できなかった。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいふきょう【大不況 Great Depression】

1870年代から90年代にかけて欧米諸国を見舞った経済不況。その現れ方,激しさ,始期・終期は国によってまちまちだが,1873年から74年にかけて,まず,アメリカ合衆国での金融迫(ひつぱく),鉄道建設の衰退,ウィーンでの取引所ブームの崩壊,ドイツにおける重工業の不振といった形で顕在化し,ついでイギリスで激しい形をとり,80,90年代にはフランス経済にも深刻な影響を与えた。とくに当時の経済最先進国イギリスでは,1873年から96年にかけて顕著な物価の低落傾向がみられ,それゆえに従来,1873‐96年の時期が一般に大不況の期間とされてきた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大不況
だいふきょう

(1)1873年の世界恐慌以降、19世紀末までのほぼ4分の1世紀にわたって続いた長期停滞傾向を、マルクス経済学では大不況という。
(2)1929年恐慌(大恐慌)をさす。近代経済学で使われることが多い。[編集部]

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世界大百科事典内の大不況の言及

【恐慌】より


[帝国主義段階の恐慌の形態変化]
 1873年恐慌にさきだつ好況の主軸は,イギリスの資本輸出,アメリカ,ヨーロッパの鉄道建設,石炭・鉄鋼業の繁栄の関連に移され,その破綻に伴い,ニューヨークやヨーロッパ諸都市には急性的恐慌が生じながら,金融中心地ロンドンは金融恐慌をみることなく不況に転換していく。それに続く1873‐96年は,イギリス産業の過剰な固定資本の処理の困難,生産力の停滞,物価の低落傾向,利子率の低水準などにみられる〈大不況Great Depression〉が支配した時期であり,そのなかに生じた1882年恐慌や1890年恐慌にかけての好転も,微弱で短命なものであった。しかもその間,いわゆる交通革命の影響をうけてアメリカや東欧から安価な穀物が流入し,構造的な農業恐慌が存続した。…

【イギリス】より

…つまりこの時代のイギリスは〈世界の製鉄所,世界の運送業者,世界の造船業者,世界の銀行家,世界の工場,世界の手形交換所,世界の貨物集散地〉であり,世界の貿易はイギリスを基軸として動いていたのである。
[工業覇権の喪失]
 〈ビクトリア朝の繁栄期〉は1873年の恐慌によって終止符が打たれ,それから第1次大戦に至る40年の間に,イギリス経済は〈大不況期〉(1873‐96)と呼ばれる苦難にみちた停滞期を経験し,世界最初の工業国としての卓越した地位を失った。過去の繁栄を支えてきた鉄鋼,石炭,繊維などの〈旧〉産業は,また最も重要な輸出産業であったが,西欧やアメリカにおける後進工業国の台頭によってしだいに輸出市場が縮小し,往年の活力を失った。…

【恐慌】より


[帝国主義段階の恐慌の形態変化]
 1873年恐慌にさきだつ好況の主軸は,イギリスの資本輸出,アメリカ,ヨーロッパの鉄道建設,石炭・鉄鋼業の繁栄の関連に移され,その破綻に伴い,ニューヨークやヨーロッパ諸都市には急性的恐慌が生じながら,金融中心地ロンドンは金融恐慌をみることなく不況に転換していく。それに続く1873‐96年は,イギリス産業の過剰な固定資本の処理の困難,生産力の停滞,物価の低落傾向,利子率の低水準などにみられる〈大不況Great Depression〉が支配した時期であり,そのなかに生じた1882年恐慌や1890年恐慌にかけての好転も,微弱で短命なものであった。しかもその間,いわゆる交通革命の影響をうけてアメリカや東欧から安価な穀物が流入し,構造的な農業恐慌が存続した。…

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