本物返(読み)ほんものがえし

精選版 日本国語大辞典 「本物返」の意味・読み・例文・類語

ほんもの‐がえし‥がへし【本物返】

  1. 〘 名詞 〙ほんもつがえし(本物返)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の本物返の言及

【買戻し】より

…こういう際には,貸し手が物を買い取る形で実質上の融資を行い,返済されないときは,競売といったやっかいな公的手続を経ないで物を確定的に貸し手の所有とし,また,返済によって売り手が担保物件を取り戻すときは,売買契約の解除という方法による。これが買戻しの経済的作用であり,日本では中世以来,本銭返し,本物返しの名のもとで,質入れとならんで行われてきた。現在の法律にも規定が設けられている(579条以下)。…

【本銭返し】より

…日本の中世における不動産売買の一形態。売却の代価(本銭)を買主に支払って買い戻すことができるという特約付売却で,代価が銭貨の場合を本銭返し,米穀のときを本物(ほんもの)返しという。この本銭返しは,売券(ばいけん)に付されている特約文言により次の4種に分けられる。…

※「本物返」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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