知恵蔵 「東京ソラマチ」の解説
東京ソラマチ
東京ソラマチを含む一帯は「東京スカイツリータウン」と名付けられ、約3.7ヘクタールの敷地内に、電波塔と商業施設の他、オフィス棟、水族館、プラネタリウムなどの施設が配置されている。
東京ソラマチは、「新・下町流」を開発コンセプトとしており、下町のにぎやかさを表した「ソラマチ商店街」や、市場のような雰囲気の食品フロア「フードマルシェ」、女性向けのファッションや雑貨の店が並ぶファッションゾーンなど、312店舗がテーマごとにまとまっている。施設はスカイツリーを中心に東西に延び、東側はオフィス棟「スカイツリーイーストタワー」につながっている。30階と31階に位置する「スカイツリービュー」には、飲食店11店舗が出店し、約150メートルの高さからスカイツリーを間近に眺められる。
世界一の電波塔と共に現れた新しい街は、開業後は連日20万人が訪れる盛況ぶりで、近隣地域などでもスカイツリーの人気にあやかって町を活気づけようと様々な取り組みがなされている。一方で、観光客によるごみや騒音が問題になるなど、マイナスの影響も出ている。
(原田英美 ライター / 2012年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報