板野命婦(読み)いたののみょうぶ

朝日日本歴史人物事典 「板野命婦」の解説

板野命婦

生年生没年不詳
奈良時代女官。粟凡直国造若子とも。外従五位下。藤原房前の7男楓麻呂を出産。阿波国板野郡貢上の采女で,光明皇后御所に仕え,写経事業のための経典貸借などの責任者として活躍し,造東大寺司との連絡係などを務めた。出家し,尼となった。<参考文献>『正倉院文書』,「板野命婦」(『角田文衛著作集』5巻)

(服藤早苗)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「板野命婦」の解説

板野命婦 いたののみょうぶ

粟若子(あわの-わくご)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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