染色体分析

内科学 第10版 「染色体分析」の解説

染色体分析(総論4:臨床試験)

 染色体分析は血液腫瘍の病型診断と治療選択に重要である(阿部,2000;谷脇,2005).一般に行われる染色体分染法はG染色であり,蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)を応用して開発された多色蛍光染色体解析(multicolor spectral karyotyping:SKY)は研究的に用いられている.FISHは分裂間期核で染色体転座や欠失を検出することができることから,臨床検査法として確立している.[谷脇雅史]
■文献

阿部達生編著:造血器腫瘍アトラス,第3版,日本医事新報社,東京,2000.古庄敏行監修・編:臨床染色体診断法,金原出版,東京,1996.
谷脇雅史編著:血液腫瘍−MIC-M分類から治療まで.先端医学社,東京,2005.

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

関連語 文献

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む