… 江戸時代以後,畳は庶民の住宅にも敷き詰めて使われるようになった。書院造など上層階級の住宅では部屋の寸法を柱の中心線で決める柱心(はしらしん)制がとられたため,部屋によって畳の寸法が少しずつ違い,畳の互換性はなかったが,庶民の住宅では一定の規格で作り,それに合わせて部屋の寸法を決めたため,畳は家がかわっても使うことができた。ただし,畳の寸法は地域によって違い,西日本では1.90m×0.95mで京間(きようま)と呼び,東日本では1.74m×0.87mで田舎間(いなかま)と呼ばれている。…
※「柱心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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