桃の節供(読み)もものせっく

精選版 日本国語大辞典 「桃の節供」の意味・読み・例文・類語

もも【桃】 の 節供(せっく)

三月三日の節供。上巳(じょうし)の節供。雛祭。桃の日。ももぜっく。《季・春》
※俳諧・毛吹草(1638)七「青柳や花にをとらぬ詠物(モモ)の節供といはふもとゆひ」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「桃の節供」の意味・わかりやすい解説

桃の節供
もものせっく

雛祭

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の桃の節供の言及

【モモ(桃)】より

…桃が魔よけの力をもつのは,日本ではその形が女陰に似ているとか,桃は兆の字の如く多産の象徴であるとか,桃(とう)が逃(とう)や刀(とう)の語音に通じ魔を払う力があるからとかいわれる。また3月3日を桃の節供といい,桃の花を飾ったり,魔よけに桃酒を飲む風がある。この桃酒は毒を下し,病を払って,安産するともいう。…

※「桃の節供」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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