武家の棟梁(読み)ぶけのとうりょう

改訂新版 世界大百科事典 「武家の棟梁」の意味・わかりやすい解説

武家の棟梁 (ぶけのとうりょう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の武家の棟梁の言及

【征夷大将軍】より

…ここに征夷大将軍は東国支配の性格をもつ職となり,義仲を滅ぼした頼朝もこの職を望んだが,法皇はこれを許さず,92年(建久3)法皇の没後,頼朝は征夷大将軍に任じられた。鎌倉幕府では御家人の主人である鎌倉殿が,朝廷によって征夷大将軍に任じられ,征夷大将軍は武家の棟梁を意味するようになるが,当初は鎌倉殿と征夷大将軍とは必ずしも不可分に結びついてはいない。頼朝は94年に征夷大将軍を辞任したし(朝廷は辞任を認めなかったが),源頼家が征夷大将軍に任じられたのは,頼朝のあとをついで鎌倉殿となって3年後である。…

【棟梁】より

…中世末から近世にかけ大工・左官をはじめとする職能集団の指導的人物を指すようになる。
[武家の棟梁]
 棟梁の中で歴史学上もっとも重要なのは,武家の棟梁で,源義家が〈武士の長者〉(《中右記》)と呼ばれたのは同じ意味である。平安時代後期から中世にかけては,桓武平氏,清和源氏のように,地方武士を全国的に統率した最上級の武士をさした。…

※「武家の棟梁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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