段丘崖(読み)だんきゅうがい

百科事典マイペディア 「段丘崖」の意味・わかりやすい解説

段丘崖【だんきゅうがい】

ある段丘とそれより一段低い段丘または平野とを境する急崖。川の側刻または海食によって生ずる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の段丘崖の言及

【河岸段丘】より

…河川に沿って分布する階段状の台地地形で,平たんな台地面(段丘面)と急傾斜の崖(段丘崖)からなる。河川によって形成されたことを強調して,河成段丘ともよぶ。…

【段丘】より

…河川,海,湖に沿って,あるいは谷筋に沿って分布する階段上の地形。ほぼ水平で平たんな地表面(段丘面)とその前方あるいは背後の急傾斜な崖(段丘崖)からなる。〈台地〉とほぼ同様な地形をさすが,台地が〈低地〉に対立する語として用いられ,その階段状の平たんな地形を構成する地層や地質のいかんによらないのに対して,段丘は過去の水面(河川,海,湖など)に関連して水中で形成された平たん面がその後に離水した地形をさし,河岸段丘海岸段丘,湖岸段丘lacustrine terraceなどに区分される。…

【断層地形】より

… 横ずれ地形とは,断層に沿って平面的な位置が食い違った地形である。横ずれ断層が谷や尾根,あるいは段丘崖や山麓線を横切ると,断層線付近でこれらが急に屈曲する。一般にこれらは同一断層線上では同じ方向に屈曲する。…

※「段丘崖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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