歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「殿下茶屋聚」の解説
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
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…初世並木正三に師事して劇作を始め,1771年(明和8)初めて中の芝居に名を出し,正三の没した73年(安永2)から約15年間,おもに中の芝居の立作者として40余編の狂言の筆を執った。時代物にすぐれ,なかでも《競(はでくらべ)伊勢物語》(1775),《伊賀越乗掛合羽》(1776),《伽羅(めいぼく)先代萩》(1777),《加賀見山廓写本(さとのききがき)》(1780),《殿下茶屋聚(てんがぢややむら)》(《敵討天下茶屋聚》1781)の5編は《伊賀越》が145日打ち通すという古今まれな大当りをとったのを筆頭にいずれも大入り大当りをとり,初演以後も繰り返し上演された。純然たる歌舞伎狂言を書きえた亀輔は中古歌舞伎作者の祖とされる。…
※「殿下茶屋聚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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