母彗星(読み)ボスイセイ

世界大百科事典(旧版)内の母彗星の言及

【彗星】より

…毎年8月中旬,ペルセウス座から放射する流星群は,1862年のスイフト=タットルすい星と同じ軌道をもっていることをイタリアのG.V.スキャパレリが初めて指摘した。その後11月のしし座流星群と65年のテンペル第1すい星,10月のりゅう座流星群とジャコビニ=ジンナーすい星など,流星群とすい星の関係が明らかになり,これらを流星群の母すい星と呼んでいる。ふたご座流星群の母すい星は今まで知られていなかったが,1983TBの発見によって,すい星の核が小惑星の一部として残っていて,上に述べたすい星の進化の仮説を裏づけるものだと思われる。…

【流星】より

…また,流星物質が地球に落下する総量は,1日に25t前後と見積もられている。 流星物質の軌道は大多数のものが太陽を焦点とする楕円で,既知のすい星とほぼ同じ軌道のものも多く,これらのすい星は母すい星と呼ばれる。流星の大部分を占める低密度の粒子はすい星から供給されたものと信じられている。…

※「母彗星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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