毛球(読み)モウキュウ

デジタル大辞泉 「毛球」の意味・読み・例文・類語

もう‐きゅう〔‐キウ〕【毛球】

毛の根元にある球状にふくらんだ部分毛乳頭を上から覆い、毛乳頭と接する部分に毛母細胞がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の毛球の言及

【ネコ(猫)】より

…ネコは汚れた体を丹念になめてきれいにする習性があり,その際に多くの被毛(ひもう)を飲み込んでしまう。これらの被毛は消化管の中で毛球(けだま)と呼ばれる塊をつくり,消化障害を起こし,ときには腸閉塞を起こして死亡することもある。ネコが摂取した草は,これらの被毛をからませて吐き出す役割をしていることは確かのようである。…

【毛】より


【哺乳類の毛】
 哺乳類の毛は哺乳類特有のもので,クジラ類の大半を除くすべての種類が多かれ少なかれ毛を備えている(クジラ類の多くは口の周辺に少数の毛をもつ)。毛は,皮下に斜めに埋もれている毛根および毛球と,皮膚外に露出する毛幹の3部分に区別される。一般に毛根には,反射的に収縮して毛を直立させる平滑筋繊維からなる立毛筋と,脂肪を分泌する皮脂腺が付属している。…

※「毛球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android