池鯉鮒(読み)チリフ

世界大百科事典(旧版)内の池鯉鮒の言及

【市】より

…馬は領主の軍事的要求に基づいて求められ,はじめは,こうした要求から立てられた馬市が多かったが,近世の経済の発展は馬の民需を高め,農馬,駄馬の売買が大きな地位を占めるようになった。馬市には東北地方の馬産地に成立したもの,東海道の宿場町池鯉鮒(ちりゆう)のように馬産地と需要地を中継するものとして成立したもの,江戸の浅草のように需要地に成立したものなどがある。市に馬を出すものも,馬を求めるものも広い範囲から集まり,池鯉鮒と同じような役割を果たした下野国栃木の馬市には,関東各地から馬喰(ばくろう)が集まった。…

※「池鯉鮒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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