波波迦(読み)ハハカ

世界大百科事典(旧版)内の波波迦の言及

【太占】より

…記紀には伊弉諾(いざなき)尊・伊弉冉(いざなみ)尊が国土生成のおり,いかにして良き子を得ることができるか問うたところ,天神(あまつかみ)が太占によってうらなって教えてくれたとみえる。その方法は,《古事記》天岩屋戸の段に〈天香山の真男鹿(まおしか)の肩を内抜きに抜きて,天香山の天波波迦(あめのははか)を取りて,占合(うらない)まかなはしめて〉とあるように,鹿の肩甲骨を波波迦(ははか)(カニワザクラのこと,ウワミズザクラの古名という)にて焼き,割れ目の模様でうらなうものであった。卜骨の出土例は弥生時代からあり,そのほとんどがニホンジカであるといい,これを裏付けている。…

※「波波迦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む