注連飾（読み）しめかざり

精選版 日本国語大辞典

しめ‐かざり【注連飾】

〘名〙 正月などに、しめ縄を張って飾ること。また、その縄。《季・新年》

※虎明本狂言・米市（室町末‐近世初）「ことごとく蔵共をしめて、しめかざりしたによって」

出典　精選版 日本国語大辞典

世界大百科事典（旧版）内の注連飾の言及

【松の内】より

…その期間は土地によって必ずしも一定せず，元旦から3日まで，あるいは7日，15日前後までとする所などがあるが，一般に松の内は短くなる傾向にある。しかし，4日朝の僧侶による寺年始までには門松をとってしまうべきだとする所でも，屋内の神棚の松飾や注連（しめ）飾をはずすのはそれより後だとする所が少なくないし，また3日など比較的早い時期に門松をとる所では，その穴の跡に門松の芯の小枝をとって少し挿しておく所が珍しくないことから，3日などではなく，7日もしくはそれよりも長い期間が本来の松の内ではなかったかと思われる。取りはずした松の処理は，小正月のトンド(左義長)の火で燃やす所が多いが，正月11日などの鍬入れ儀礼(仕事始め)のときに田畑へ持っていって立てる例もある。…

※「注連飾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」