涸谷(読み)かれだに

精選版 日本国語大辞典 「涸谷」の意味・読み・例文・類語

かれ‐だに【涸谷】

  1. 〘 名詞 〙 雨の多い時だけ水が流れ、ふだんは水のない谷。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の涸谷の言及

【谷】より

…湿潤地域では谷底を川が流れる。水が流れていない谷を涸谷(かれだに)という。谷の成因については古くギリシア時代から議論の的となった。…

【ワジ】より

…アラビア語で川,河谷,河床を意味する語。正しくはワーディーwādīと呼ぶ。アラビアや北アフリカなどの乾燥地域の川は,雨季の激しい降雨の際に一時的に水が流れるだけで,ふだんは河床に水をもたない。ワジが意味するのはそのような水無し川,涸(か)れ川,涸れ谷である。本流,支流に対応し大小さまざまな規模のものが存在する。巨大なワジは深く刻まれている場合が多いが,これは気候が湿潤で河川の水量も豊富であった更新世(洪積世)の浸食跡とみなされる。…

※「涸谷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android